Fishbone CTO マッティ・コッキ氏インタビュー
Fishboneは、魚骨酒精汽化爐として発明者の出身である台湾でも販売されていますがメタノールを用いるため、バーナーの構造が異なります。
メタノールは、一部の国では一般的に使用されていますが、実際には有害で毒性があり、人命を脅かすものです。そのため、メタノールはヨーロッパのような多くの国ではあまり販売されていません。その代わり、エタノールは簡単に入手でき、メタノールほど深刻な健康被害はないため、エタノールはキャンプ用のストーブや、屋内用の装飾的な暖炉によく使われています。
Fishboneのメタノール用とエタノール用は、燃焼原理は同じですが、バーナーの構造が異なります。その主な理由は、メタノールとエタノールの発熱量が異なるためで、エタノールは7.4 kWh/kg、メタノールは6.2 kWh/kgです。エタノールの燃焼にはメタノールより50%多くの酸素が必要で、そのためFishboneのバーナーは異なるのです。Fishboneでは、これは燃料蒸気に空気を吸い込むベンチュリー構造としてのバーナーの違いがあります。
実際、メタノール用に設計された製品をエタノールで使用すると、空気と燃料の蒸気比が設計通りでないため、燃焼に煤が発生し、不完全燃焼となります。
当サイトで販売しているFishboneはエタノールを推奨燃料としており、その他の安全面も考慮され、設計に加えられています。安全な給油のために再設計された漏斗は、炎に誤って燃料を注ぐことを防ぎ、安心してお使いいただけます。
※燃料用アルコールについても、メタノールの割合が10%未満で、なおかつ屋外に限って使用可能です。国内で販売されている燃料アルコールの多くはメタノールの割合が本製品の基準外のため、ご使用の際は必ず割合をご確認お願いいたします。
※もし並行輸入や個人輸入でメタノール用をお使いになる場合は、くれぐれもご注意ください。